この世にいわゆる「俗世(紅塵)」など存在しない。
私たちはもともと自由であり、俗世に囚われているのは人ではなく、人の心なのだ。
▶ただの会社員なのに、ビル・ゲイツと富を競っている?
▶正社員がアルバイトを見下し、四輪車が歩行者を軽んじている?
▶「役立たず」と思われるのが怖くて、進んで利用されている?
▶こんなに努力しているのに、なぜ奴隷のように感じるのか?
離れていく親愛、消えゆく友情、絶望的な恋……凡人には「心の修養」は難しい?
高官であれ平民であれ、全員が脱俗できる!本書があれば、心の修養は驚くほど簡単だ!
▎俗世に身を置き、心は自然に帰る
──これほどの努力は、ただ体裁の良い奴隷として生きるため?
社会の競争は激しく、「静かな場所で一人になりたい」とよく言われる。
しかし、現代人である以上、永遠に街を背にすることはできない。
遅かれ早かれ戻らなければならず、山積みの資料や煩わしい付き合いは変わらずそこにある。
突破できないボトルネック、変えられない現実、取り返しのつかない過ちもそのままだ。
正直なところ、「気分転換」だけで解決できる問題など一つもない……
◎環境を嘆くより、心境を変える
真の静寂とは心の超越であり、形式的に俗世を避けることではない。
愛憎や執着、名利を減らし、安らかで淡々とした心を増やすこと。
そうすれば、いつどこにいても、そこが天国となる。
▎超脱することで、不幸をここで終わらせる
──前へ進もうとせず、逃げるだけで癒やされるのか?
病、死、別れ……不幸は人間生活の一部である。
私たちが意図的に避けようとしても、それは回避できない事実だ。
この世に極楽浄土は存在せず、世俗の悩みから完全に解放される者もいない。
私たちにできる唯一のことは、それらの不快な出来事に適切に対処することだ。
◎幸福や喜びは、もともと偉大である必要はない
生きていること、それ自体が大きな幸運である。
強く生きている限り、私たちは前へ進まなければならない。
必要なのは行動することであり、不幸な境遇を嘆くことではない。
失意であっても、自分を罰する理由にしてはならない。
今この瞬間を精一杯生きれば、期待した成功が訪れなかったとしても、後悔のない人生となる。
▎精神的勝利は、他者も自分も傷つける
──なぜ自身の優越感を引き出し、他人を傷つける道具にするのか?
不可解なことに、一部の人の優越感は「生まれつき」のように見える。
自分に何の優位性がなくても、いつでも自己満足に浸ることができる。
あるいは、かつては本当に他者より優れていたのかもしれないが、
時が過ぎ、状況が変わっても心が変化に追いつかず、現実を直視できないだけなのだ。
◎すべての命に尊厳があり、すべての職業に敬意を
高官も平民も、命に貴賎はない。
すべての肩書きは、この功利主義社会が「人為的」に作り出した記号に過ぎない。
自己満足に浸るのも、賞賛や羨望を素直に受け入れるのも自由だ。
しかし、決して自分を見失い、自分が他人より上の人間だと思い込んではならない。
★本書の特徴:本書は、心を癒やす寓話と各界の著名人による哲学的な名言を組み合わせている。至楽、超脱、忘我、不争、捨得など24のテーマから解説し、読者が「心の修養」を理解し「人生の答え」を見つけ、すべてを淡々と受け流し、自分をもう少し愛せるようになることを願っている。