1910年、李完用が大日本帝国と『日韓併合条約』を締結したことにより、朝鮮半島は日本の植民地となり、大韓帝国は正式に滅亡しました。
本書は、清末から民国期にかけて中国語で出版・掲載された「朝鮮亡国史」関連の著作を中心に収録しています。厳粛な歴史専門書だけでなく、朝鮮亡国を題材とした小説、詩歌、戯曲などの文学作品、さらには時評や演説なども網羅しています。これらの多種多様なテキストは、近代中韓関係史、東アジア史、思想文化史を研究する上で極めて重要な史料です。
編著者はこれらの中国語著述を整理する過程で、著者、出版・発表状況、流布状況について綿密な考証を行い、それに基づき各著作の執筆動機や内容について専門的な解説(題解)を加えています。
全5巻構成で、各巻の収録内容は以下の通りです:
〔巻一〕李芝圃『朝鮮亡国史』、鶏林冷血生『英雄涙』、倪軼池・庄病骸『朝鮮痛史──亡国影』、盧天牧『三韓亡国史演義』。
〔巻二〕楊塵因『朝鮮亡国演義』、広文書局編訳所編『李完用売国秘密史──朝鮮亡国演義』、呉山『朝鮮亡国惨史』、沈桑紅著・藍剣青評『高麗亡国演義:朝鮮遺恨』、馬鶴天『韓亡鑑』、マッケンジー『日本滅高麗惨史』。
〔巻三〕韓国学生『朝鮮越南亡国惨状書』、費波『韓国真相』、楽亭『亡国痛』……などの単行本および長編連載小説。
〔巻四〕「亡韓今日之惨史」、「朝鮮滅亡史」、「朝鮮亡国之原因」、「朝亡感言」……などの単編論評および演説。
〔巻五〕「哀韓曲」、「弔亡韓孤臣」、「劫花涙史」、「可憐的亡国少年」……などの単編小説および詩詞。