本書は、『洗冤集録』、『棠陰比事』、『折獄亀鑑』などの著名な古籍に記された司法事件を収録しています。古文の詳解に加え、鑑識技術、法医学の理論、犯罪捜査のテクニックを詳細に分析し、現代の実際の事例と対比させています。読み進めるうちに、まるでその場にいるかのような臨場感で、古代と現代の犯罪現場を自由に行き来できる一冊です!
本書は古代典籍の法医学部分を整理し、平易な注釈を加え、法医学の解説と現代の関連事例を組み合わせています。現代人には難解な古文や複雑な法医学の原理を、鄒教授と曾教授の筆致によって、先人の知恵の全貌を垣間見ることができるようになっています。――中央警察大学鑑識系 陳用佛
本書は宋代から清代に至る20種類の法医学文献を収集しており、読み終えた後は「目から鱗が落ちる」という言葉に尽きます。なぜそう思うのか? 著者は古代の事件に注釈を施し、現代語訳を添え、古代と現代の法医理論や捜査手法を対比させています。さらに犯罪現場の実際の写真も交え、今日の内外の事例を付すことで、これらの知恵が数百年前から存在していたことを証明しています。「歴史は最良の鏡である」とは、まさにこのことです。古文や法医学用語は多いですが、それでも夢中で読んでしまいました!――推理小説作家 呂仁
映画やドラマの影響で、刑事鑑識や検死は今や事件や犯罪物語を読む際の「必須」の検証手段となり、有罪・無罪を決める重要な鍵となっています。スピーディーな編集や特殊効果による演出を見ると、「西洋の先進技術はすごい」と思わず感嘆してしまいますが――待ってください。隣の芝生が青いと思い込んではいけません。二千年以上前の中国の秦・漢時代にはすでに、非常に体系的で成熟した研究技術と審理方法が存在していたのです。
この主張は決して誇張ではありません。『検屍官は非科学的だと誰が言った?』では、現代の捜査技術を『洗冤集録』などの古籍と対比させることで、先人たちがいかに優れていたかを示しています。台湾で発生した実際の事件捜査(かなり「リアル」な写真解説付きですので、心の準備をしてからお読みください)を交えつつ、古代と現代を行き来しながら、捜査者の経験の蓄積と推論の深化という進歩の面白さを味わえます。知的好奇心旺盛な読者はもちろん、推理小説やドラマ愛好家にもぜひおすすめしたい一冊です。――ミステリ評論家 冬陽