シニア・ジェイラー:康生と「文革」(Ⅳ)

シニア・ジェイラー:康生と「文革」(Ⅳ)

著 ジョン・シシュポス(約翰・西西弗斯)

「1968年9月17日、康生は江青に親書を送り、劉少奇同志が『かつてソ連共産党に我が党の核心的機密を売り渡した』、『ソ連共産党の力を借りて毛主席の指導権を覆そうと企てた』、『日本帝国主義による中国侵略に協力した』、『米帝スパイ機関に奉仕した』と根拠なく誣告した。彼は『大裏切り者、大内通者、大工作員、大スト破りであり、また大売国奴、大漢奸』であるとした。1966年4月、中央政治局拡大会議において、康生は朱徳同志を『組織上は入党したが思想上は未入党であり、まだ党外の人間だ』『資本主義のやり方だ』と誹謗した。同年8月15日、康生は八届十一中全会で、陳雲同志を『経済のみを語り政治を語らない。彼の語る経済政策は、私に言わせれば資本主義の商人経済に過ぎない』と誹謗した。1967年1月29日、康生は外国の賓客との会談で、鄧小平同志を『フルシチョフのような人物だ』と誣告した。」

──中国共産党中央委員会が転送した中央規律検査委員会による康生・謝富治問題に関する2つの審査報告(1980.10.16、抜粋)

完全な一次史料の編纂と整理による本書は全4巻で構成され、「シニア・ジェイラー(熟練の獄吏)」こと康生が1966年から1970年までに行った現場講話の内容を詳細に収集している。このわずか4年間で康生が残した談話記録は120万字以上に及び、その主な内容は、各級機関や幹部への演説、および「反党・反革命」対象への批判を網羅している。本書に収録された詳細な一次史料を通じて、読者は文革において康生が果たした重要な役割について、より深い理解を得ることができるだろう。

出版社
西西弗斯文化出版
発行日
2016-05-01
ISBN
9789869295536

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